現在のアフガニスタンで生まれ育ち、ルーム・セルジューク朝の皇帝に招聘されて、現在のトルコのコンヤへ父とともに移住してきた、13世紀の詩人でイスラム神秘家のメヴラーナ・ジェラールディーン・ルーミー。

まだまだ戦まみれであったあの時代に、彼は偉大な父に教えを受け、自身の努力でイスラム神秘学の道を切り開き、公のものとしていった。皇帝から民草に至るまでひろく、敬愛された人物です。

現代でも、欧米を中心に人気の詩人であり、私も心から尊敬する偉大なるマスターです。

15年前に、初めてトルコのコンヤを訪れましたが、すでにメヴラーナを知っていたので、震えながら、博物館行ったっけ(笑)
来なさい、来なさい、誰でも来なさい。
不信心者であろうと、偶像崇拝者であろうと、火を崇める者であろうと、かまわない。
何度誓いを破ったとしても、絶望することなく、また来なさい。

「イスラム教だろうが、キリスト教だろうが、バラモン教だろうが、信仰は何でも構わない。誰でも来なさい」この言葉はあまりに有名ですが、誰に対しても、奢ることなく「私たちは平等だ。語り合おうじゃないか。神の愛たるものを。」といった慈愛と寛容の愛の態度に、心が溶けそう。

君がしなくてはならないこと
それは、愛を探すことではない
愛に対して抱いてしまった抵抗を見つけることだ
君の周りで起こる不思議な出来事を
ありのままで観察してみるんだ
決めつけないで
そこにある芸術的な動きを感じてみるんだ
無になって…
神秘学の核心をつく愛の言葉。
当時、神秘学のしの字も知らなかった私に、「私も真実を知りたい」と思わせてくれた詩です。

世の中、色々なスピリチュアルや占いなどのツールや分野があるけれど、結局は、木の幹である真理がわかれば、すべてを把握できる。
そしてその道や答えは、自分の中にあるんだ、と知った。

今でも、彼をリーディングして深くつながるとき、彼の愛と優しさが私のすべてに染み入るようです。

自分で言うのもなんですが、「あつみは優しい」と、日本でもトルコでも言われます(笑)
けれど、メヴラーナに比べたら、私なんてミジンコ以下(/_;)
もっともっと、彼の境地に近づきたい…。
YHTの乗り方の写真を撮るついでに、アンカラからYHTのでコンヤに行こうと計画中です。
(*˘︶˘*).。.:*♡
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