ちょうど今から20年前、旅行会社時代、月一でイタリアに通っていたとき。
イスタンブール経由のターキッシュで、ついでに立ち寄ったのが、カッパドキアとイスタンブールでした。
イタリア人彼氏と別れた後←余分な情報笑

今は経済発展してるけど、当時は、「中東とアジアが入り混じった、超田舎」だったんです。
東南アジアと欧米ばっかり旅していたから、この中東の発展途上国的な雰囲気に慣れていなかった。到着したその日に帰りたくて、マジ泣きした国は初めてでした。
読めない文字、スパイス香るエキゾチックなにおい、店の前にたむろす男たち笑、空港到着口での大量の客引き、強気すぎる勧誘…。
人生初のカルチャーショックでした。

イスタンブールでさえそう思ったのだから、カッパドキアはさらにショックを受けて、「もう二度と来たくない」って思ったのに、なぜかこうなっている不思議。
(*^^*)ははは。
当時、日本人嫁が何人か住んでいると聞いて、「よくこんなところに…(゚∀゚)」なんて、失礼なことを考えた。
経済や生活が安定していないから、人もまた、「成功してお金持ちになる!」ということに、ギラギラしていた。

色々あった旅の帰路で思ったことは、
「どうか、このまま変わらないでほしい」
でした。

そりゃ便利な生活はいいし、経済発展すると色々なものが進化する。
けれど、それ以上に失うものは大きい、と当時の私は考えたわけです。
日本は、得たものはとてつもなく大きいけれど、失ったものも大きい、と当時思ってたんですね。

でも、やっぱりトルコも変わっちゃった。
生意気な私目線でみるトルコは、がんばって成長しているように見せつつも、中身はまだ追いついていない、70年代の日本みたい。

ボルのホテル火災で、亡くなった人々の紹介と葬儀の様子を延々と流されるのを視聴しながら、人と物と法が早いうちにきちんと整って、どのような人も安心して住める国であってほしい…、なんてことを考えていたあつみです。
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