もうすぐ!【トルコの桜】ダッチャのアーモンド祭り

TURKIYE

2月13日から、ムーラ市ダッチャ区(またはムーラ県ダッチャ市)で開催される、アーモンド祭り

日本ではほとんど知られていませんが、桜を見かけないトルコでは、アーモンドの花祭りが、桜祭りっぽいイベントで好き。

アーモンド
八重桜

桜の花だけが持つ、この優しい雰囲気には適わないけど、すごく似てますよね(*^^*)

さくらんぼの花は冬の癒し

トルコは「ビシュネ」や「キラズ」とよばれるさくらんぼもたくさんあるのですが、そもそも、古代からの品種であるアーモンドは、アロンの杖の木であったともされているそう。

アーモンドフィールド/ダッチャ

ダッチャは、アーモンドで有名な街で、毎年2月にアーモンド祭りが開催されます。

日本ではトルコのアーモンドほぼ手に入らないけれど、トルコのアーモンドは高品質です。ぶっちゃけ、アメリカのより安心できる…(農薬とか)。フェス期間以外でも、ダッチャ市内には、地場産品を販売する小さなお店が何店舗かあって、そこにいけばアーモンドとその加工品が年中手に入ります。

ダッチャのアーモンド

2025年のアーモンドフェスは、2月13日から4日間にわたって開催されるようですよ。

公式サイトに掲載されていた、市長のメッセージがロマンチックだったので、ぜひとも日本語で紹介したいです。男性の市長さんですけど、さすがロマンチストの多いトルコ。日本人市長には書けない文章です(笑)

引用元は、こちらのHPに掲載されています。

アーモンドの花を咲かせるものは何かと問われれば、それは「愛」だと答えます。
まるで、デモフォン(※)がアーモンドの木に姿を変えたフィリス(※)を抱きしめ、その枝が花を咲かせたように。ダッチャでは、雲が山々を抱き、大地が海に寄り添い、風が船を包み込むように、人々もまた自然を愛情深く抱きしめます。その愛の力に逆らえず、アーモンドの木は花を咲かせるのです。なぜなら、春が訪れ、明るい未来と豊かさが待っているから。せっかちな花々は、勤勉さを愛し美しさと友情を尊ぶ人々のもとを訪れて挨拶します。

老若男女が集まって花を見れば、それぞれの心の中にもアーモンドの花が咲きます。バルカシャラン(ダッチャの地名)からクニドス(ダッチャの半島の先にある地名)まで、村々は活気づき、歌が歌われ、肩を組んで踊り始めます。100歳になるおばあさんが姿勢を正し、土や自然、アーモンドへの歌を口ずさみます。農夫は畑に足を踏み入れ、女性たちの頬は紅潮し、子どもたちは心が躍るように喜びます。半島全体が賑わい、祭りが始まります。

アーモンドの花

花が咲くということは、何を意味するのでしょう?考えたことはありますか?
それは、まず「希望」です。未来への予兆であり、目覚めです。冬の鈍さや死んだような大地を払いのけること。そして「豊かさ」、大地、太陽、雨の恵みです。「誕生」でもあり、命のエネルギーを感じる瞬間。そして「頑固さ」、毎年飽きることなく、粘り強く目を開く姿勢です。

花を見て、悪いことを考える人がいるでしょうか?絶望する人がいるでしょうか?自分を弱気に感じることがあるでしょうか?

私たちは今、この古の土地に一本のアーモンドの苗木を植えます。
私たちの木は成長し、寒さに負けない蕾をつけ、深く根を張ります。その花は世界に微笑みかけ、その木陰はすべての人、あなたにも私にも、大地や動物にも平等に与えられる場所となるでしょう。これは私たちの願いです。出会う喜び、分かち合う幸せ、友情の抱擁の安らぎ、大地から湧き出る生命に微笑む憧れです。私たちの呼びかけは、あなたに、大地に、そして未来に向けられています。

ダッチャ市主催 アーモンドフェスティバルへようこそ!

ダッチャ旧市街

※デモフォンとフィリスは、ギリシャ神話に綴られる人間の悲恋物語です。

フィリスは、トラキア地方(現在のバルカン半島の一部)の王女で、美しく誠実な女性でした。彼女は、アテナイの王子デモフォンと恋に落ちます。デモフォンは、トロイア戦争の帰り道でトラキアに立ち寄り、フィリスと出会いました。
二人は深く愛し合いますが、デモフォンは祖国アテナイに戻る必要がありました。彼はフィリスに「すぐに戻る」と約束して旅立ちます。しかし、待てど暮らせど彼は戻らず、失望と悲しみに暮れたフィリスは命を絶ちます。神々はフィリスの魂に哀れみを抱き、彼女をアーモンドの木に変えました。やがてデモフォンが戻り、彼女がアーモンドの木になったことを知ります。彼がその木を抱きしめた瞬間、木は花を咲かせ、彼女の愛と赦しを示したと言われています。

いかに、ダッチャの人々がアーモンドを大切に、楽しみにしているのかがすごく伝わります。

今年は行きたい!

バーデムクラビエスィ/アーモンドクッキー

トルコ語でアーモンドクッキーを意味する「バーデム・クラビエスィ」が名物です。ついマコロンと比べてしまうけど、やっぱりアーモンドはピーナッツより上品で香りが豊か。

ピーナッツ粉のまころんも大好物

その他にも、アーモンドペースト(バーデム・エズメスィ)、アーモンドの砂糖菓子(バーデム・シェケルリ)、青いアーモンド「チャーラ・バーデム」のピクルスも見かけます。

青アーモンド/チャーラバーデム

このチャーラ・バーデムは、春に出回る青いアーモンドで、なんと!そのまま、または、塩をつけて食べるんですって。びっくり。

青梅と違って毒がなく、シャキシャキで美味しいらしいです。出荷されるのが短い期間で、けっこう市場価格が高め(去年は確か30TL/kgだったらしい)なので、タイミング逃していつも食べられないのだけれど、今年はゲットしたいなぁ。

《お知らせ》

アカシックレコードリーディング&カウンセリングセッションは現在、ZOOM、Skypeで、11:00〜、14:00〜の、一日2組ずつご予約いただけます。

アカシックレコードリーディングのほか、ハイヤーセルフ、グループソウルなどと繋がって、霊魂の方向性や望みをリーディングし、意識、心理的側面の純粋化と問題解決のためのアドバイスセッションです。通常の霊的リーディングとは異なります。

メールにてご予約ください。

スピリチュアルカウンセリング(13,000円/60分)のみ承っております。メールにて、
・お名前
・第三希望までの日時
をご記入くださいませ。確認してご返信いたします。
※お申込時は必ず、最新記事で料金をご確認ください。

トルコ時間(JST-6時間)でのセッションとなる場合は、日本時間での予約時間が17:00〜20:00〜の2枠になります。

ZOOMでのグループ向けのお話会は、4名様以上(45,000円60分〜/経費別途)で対応いたします。お氣軽にご相談ください。

トルコ関連のお問い合わせは、こちらのメールアドレスへご相談ください。

タイトルとURLをコピーしました